日程調整ツールを乗り換えるなら。
日程調整には定番のツールがいくつかありますが、「画面が見づらい」「スマホだと候補日が横に流れる」「もっとシンプルなものはないか」と代わりを探す人は少なくありません。ここでは代替ツールを選ぶときに見るべき6つのポイントと、登録不要・無料で使える選択肢、そして乗り換えるときに参加者へ送る案内文をまとめます。文面はコピーしてそのまま送れます。
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「代わりを探す理由」で、選ぶ基準は変わります
代わりを探す理由は、だいたい3つに分かれます。1つめは画面まわりの不満(広告が多い、文字が小さい、スマホで崩れる)。2つめは機能の不足(時刻まで指定したい、社外の人に送りたい)。3つめは幹事側の運用(誰が未回答か分からない、催促が面倒)です。
どれが自分の理由かをはっきりさせないと、「機能が多いツール」に乗り換えて、かえって参加者が迷う結果になりがちです。日程調整ツールで本当に効いてくるのは、機能の数ではなく「参加者が説明なしで回答を終えられるか」の一点です。
そして幹事の手間は、実は作成側よりも回収側に偏ります。候補日を作るのは1分で終わりますが、回答が7割で止まったあと、残り3割を追いかける時間のほうがずっと長い。ツールを比べるときは、この「回収」がラクになるかまで見ておくと失敗しません。
代替ツールを選ぶときに見る6つのポイント
1. 参加者の登録・アプリが不要か。回答のたびにアカウント作成やインストールが必要だと、それだけで回答率が落ちます。URLを開くだけで答えられるかを最優先で確認しましょう。
2. スマホで崩れないか。回答者の大半はスマホです。候補日を6つ7つと並べたときに表が横に流れないか、○△×のボタンが指で押しやすいか。自分のスマホで一度作って触ってみるのが確実です。
3. 画面に余計なものが少ないか。無料でも、画面が広告や導線で埋まっていると回答者が迷い、「あとでやろう」と閉じられてしまいます。
4. 時刻まで候補にできるか。会議やオンラインの集まりでは「7/25 14:00」のように時間帯まで決めたい場面があります。同じ日に複数の時間帯を並べられると、飲み会以外にも使い回せます。
5. 回答を後から変更できるか。「シフトが出ていない」「まだ確定できない」人が△で仮回答し、あとで○に直せる運用ができると、回答が早く集まります。
6. 誰が未回答か分かるか。回答者の名前が一覧に並べば、声をかけた人と照らし合わせて「まだの人」だけに連絡できます。全員宛の催促は、すでに答えた人にとってはノイズです。
登録不要で使える代替サービス「調整お助けくん」
調整お助けくんは、上の6点をそのまま満たす無料の日程調整ツールです。イベント名を入れ、カレンダーで候補日(時刻も指定できます)を選んで「共有URLを作る」を押すだけ。参加者はログインもインストールもなしで、名前を入れて○△×を選ぶだけで回答が終わります。
回答は自動で集計され、○がいちばん多い日に印が付きます。表は縦横を切り替えられるので、候補日が多いときも、人数が多いときも見やすい向きで確認できます。コメント欄を有効にしておけば「20時からなら行けます」といった補足も一緒に集まります。
作成すると管理用のURLが発行されます。このページからイベント名や候補日の編集、削除ができるほか、共有URLと日程を差し込んだ「催促の文面」「確定の連絡文」がはじめから用意されていて、コピーしてLINEやメールに貼るだけで使えます。日本語・英語・韓国語・中国語の表示に対応しているので、日本語が母語でないメンバーがいるときも同じURLで回答してもらえます。
乗り換えの手順は3ステップ
1. 候補日を決める。3〜5個が目安です。「平日夜・週末の昼・週末の夜」のように曜日と時間帯をずらすと、誰かしらが○を付けられる形になります。候補が2つ以下だと、都合が合わなかった時点で再調整になります。
2. 共有URLを作り、管理用URLをブックマークする。参加者に配るのは共有URLだけです。管理用URLには編集用のキーが入っているので、そのまま全員に配らないよう気をつけてください。
3. 案内文と一緒にURLを送る。「登録不要です」「△でも構いません」「○日までにお願いします」の3点を書き添えるだけで、回答が返ってくる速さが変わります。下のテンプレートはこの3点を入れた状態にしてあります。
以前の調整ページを使っていた場合は、そちらを放置せず「日程調整のページを移しました。お手数ですが下のURLでお願いします」と一言添えてください。2か所に回答が分かれるのがいちばん厄介です。
○△×の集計ルール(全員○の日が無いとき)
調整お助けくんの集計は単純なルールで動いています。「いちばん多い日」は○が最も多い日で、○が同数のときは△が多いほうを選びます。それとは別に、○と△を足した数が最も多い日があれば「保留含め最多」として並べて表示します。
全員が○の日が無いときは、この2つを手がかりに決めます。おすすめの順番は、(1)主賓や必ず参加してほしい人が○の日に絞る、(2)その中で○が最多の日、(3)それでも決まらなければ△を含めて最多の日、(4)それも割れるなら二部制や別日程を検討する、という流れです。
この決め方の詳しい進め方と、参加できない人へのフォローの文面は「全員の都合が合わない時の決め方」にまとめています。
△はいらない?○と×だけで決めたいとき
△(未定)があると回答は早く集まりますが、「△ばかりで決められない」という悩みもよく聞きます。△をなくすかどうかは、決め方を先に宣言できるかどうかで判断します。
○と×だけで決めたいなら、作成画面の「回答の選択肢」で「○×だけで聞く(△なし)」を選びます。回答ページには○と×の2つだけが出て、集計表や管理ページの連絡文からも△が消えます。一般的な日程調整ツールは○△×の3つで固定されていますが、ここでは作るときに△を外せます。案内文と説明欄には「○か×でお答えください。迷う日は×でお願いします」と書いておくと、迷っている人の答え方も揃います。
すでに○△×で作ったイベントでも、△の回答がまだ無ければ管理ページから○×だけに切り替えられます。△が付いたあとは切り替えられないので、その場合は「△は×として数えます」と案内しておけば集計で迷いません。
逆に△を残したほうがいい集まりもあります。シフト制の職場や、子どもの予定で前日まで読めない人が多い集まりでは、△を禁止すると回答そのものが遅れます。△を残すときは「△の人は[月日]までに○か×に変えてください」と、△だけの締切を別に書いておきます。
決め方は「○がいちばん多い日 → 同じなら△が多い日 → それでも同じなら主役や必ず来てほしい人が○の日」の順にしておくと揉めません。集計表は○の数がいちばん多い日に印が付き、△を含めて最多の日も別に表示するので、△を数える・数えないのどちらのルールでもそのまま判断できます。
締切までに回答が無い人の扱いも、同じ案内文に書いておきます。「締切までに回答が無い場合は、全日×として集計します」の一文があれば、未回答の人を待って決定が延びることがなくなります。
あわせて読む○×だけで聞く(△なし)の使い方
未回答の人にだけ声をかける
回答一覧には回答した人の名前が並びます。声をかけたメンバーのリストと照らし合わせれば、まだ答えていない人がすぐ分かります。催促はここだけに送るのが基本です。
全員が見えるグループで「まだの人お願いします」とだけ流すと、答えた人には関係のない通知になり、答えていない人には自分ごとになりません。名前を挙げるのが角が立つ場面なら、個別のトークやメールに切り替えるほうが結果的に早く返ってきます。
管理ページには共有URLを差し込んだ催促の文面が用意されているので、コピーして送り先を変えるだけで済みます。催促の回数と言い回しは「出欠の催促メール例文」で3段階に分けて紹介しています。
あわせて読む返信が来ない時の対処/出欠の催促メール
乗り換えでつまずきやすい3つのこと
管理用URLを見失う。管理ページはキー付きのURLでしか開けません。作成直後にブックマークするか、同じ端末・同じブラウザであればホームの「最近の日程調整」から開き直せます。共有URLだけでは編集できないので注意してください。
同じ人が二重に回答してしまう。名前の書き方を案内文で決めておくと防げます(「フルネームでお願いします」など)。同姓が複数いるグループでは「山田(営業)」のように所属を添えてもらうと集計が読みやすくなります。
締切が伝わらない。自動で回答を締め切る機能はありません。イベント名を「忘年会(〆切 11/20)」のようにするか、説明欄と案内文に締切を書いて運用してください。締切当日にもう一度リマインドを送るところまでを1セットにしておくと安全です。
別の方法のほうが向いている場合
相手1人に自分の空き時間から選んでもらう形(面談や商談の予約)は、カレンダー連携型の予約ツールのほうが向いています。○△×で複数人の都合を集める仕組みは、人数が2人だとかえって遠回りです。
参加費の集金、座席の割り当て、申込フォームの項目が多いイベントも守備範囲の外です。この場合はイベント管理サービスやフォームを使い、日程調整だけをこちらで済ませる、という分担が現実的です。
案件名や社外秘の情報を含む打ち合わせでは、イベント名に固有名詞を書かず「打ち合わせ(A社)」ではなく「10月 打ち合わせ」のように伏せた表記にしてください。URLを知っている人が開ける仕組みなので、タイトルの付け方だけは慎重に。
そのまま使える文面
コピーして送れます。「この文面で出欠ページを作る」を押すと、イベント名と説明が入った状態で作成画面が開きます。
社内メール|日程調整のお願い(ツールを変えたときの一言つき)
件名:【日程調整】[イベント名]の候補日について お疲れさまです。[自分の名前]です。 [イベント名]の日程を決めたいので、下のページから○△×の入力をお願いします。 [共有URL] ・登録やアプリのインストールは不要です。開いて名前を入れるだけで回答できます。 ・回答期限:[月日(曜)] ・都合が読めない日は△で構いません。あとから変更できます。 集まった回答を見て、いちばん都合のよい日で確定してご連絡します。 よろしくお願いします。
グループLINE|URLを貼るときの短い一言
日程だけ先に決めさせてください🙏 下のページで○△×をタップするだけです(登録なし・1分かかりません) [共有URL] 締切は[月日]まで。迷ってる日は△でOKです!
社外メール|候補日を本文にも書く丁寧版
件名:お打ち合わせ日程のご相談([用件]の件) [会社名] [担当者名]様 いつもお世話になっております。[自社名]の[自分の名前]です。 [用件]につきまして、お打ち合わせのお時間をいただけますでしょうか。 下記の候補からご都合のよい日時をお知らせいただけますと幸いです。 ・[月日(曜)][時刻]〜 ・[月日(曜)][時刻]〜 ・[月日(曜)][時刻]〜 ご回答は下記ページから○△×を選ぶだけで完了します(ご登録は不要です)。 [共有URL] お手数ですが[月日(曜)]までにご一報いただけますと助かります。 いずれもご都合が合わない場合は、あらためて候補をご用意いたします。 よろしくお願いいたします。
○×だけで答えてもらう案内(△なし)
【[イベント名]】日程調整のお願い 候補日に○(参加できる)か×(参加できない)で答えてください。 迷う日は×でお願いします。 [共有URL] 締切:[月日(曜)] 締切までに回答が無い場合は、全日×として集計します。 ○がいちばん多い日に決めます。同じ数なら[主役の名前]さんが○の日にします。
催促(1回目・やわらかく)
件名:【再送】[イベント名]日程調整のお願い お疲れさまです。[自分の名前]です。 先日お送りした[イベント名]の日程調整ですが、まだご回答をいただけていないようでしたので再送します。 [共有URL] 入力は○△×を選ぶだけ、1分ほどで終わります。 [月日(曜)]までにいただけると、お店の確保に間に合います。 すでにご回答いただいていましたら行き違いです。失礼しました。
締切前日の最終確認
件名:【明日締切】[イベント名]の日程調整 お疲れさまです。[自分の名前]です。 [イベント名]の日程調整は明日[月日(曜)]までです。 [共有URL] 明日中にご回答がない場合は、恐れ入りますが「不参加」として集計を進めます。 参加できるか微妙な方は△を選んでおいてください。あとから変更できます。
確定の連絡(社内)
件名:【確定】[イベント名]は[月日(曜)]に決まりました お疲れさまです。[自分の名前]です。 ご回答ありがとうございました。[イベント名]は下記のとおり決まりました。 ・日時:[月日(曜)][時刻]〜 ・場所:[店名・住所] ・参加:[人数]名 当日の変更やキャンセルがあれば、[月日]までに私までご連絡ください。 よろしくお願いします。
よくある質問
Q以前使っていた日程調整ツールからデータを移行できますか?
既存の回答データを自動で取り込む機能はありません。新しいイベントとして候補日を作り直し、共有URLを配り直す形になります。作成そのものは1分ほどで終わります。移行時は前のページを放置せず、「こちらに移しました」と一言添えて新しいURLへ誘導してください。
Q本当に無料ですか?
はい。イベントの作成も回答も無料で、有料プランはありません。参加者側にも料金はかかりません。
Q参加者にアカウント登録は必要ですか?
不要です。共有されたURLを開き、名前を入力して○△×を選ぶだけです。アプリのインストールもログインも必要ありません。
Q締切を過ぎたら自動で回答を締め切れますか?
自動で締め切る機能はありません。イベント名や説明欄、案内文に締切を書いて運用してください。締切当日にもう一度リマインドを送るところまでを一連の流れにしておくと、取りこぼしが減ります。
Qあとから候補日を追加できますか?
できます。管理用URLから候補日を追加しても、すでに集まっている回答はそのまま残ります(削除した候補日の回答だけが消えます)。追加したときは「候補日を1つ足しました」と一言連絡すると、回答済みの人も見直してくれます。
Q△(未定)を使わずに日程を決められますか?
決められます。作成画面の「回答の選択肢」で「○×だけで聞く(△なし)」を選ぶと、回答ページの選択肢が○と×の2つになり、集計表にも△が出ません。すでに○△×で作ったイベントでも、△の回答がまだ無ければ管理ページから○×だけに切り替えられます。△が付いたあとなら、△を×として数えると案内しておけば、○×の2択と同じように決められます。
Q社外の相手に共有しても問題ありませんか?
問題ありません。回答にアカウントが不要である旨を一言添えれば、相手の手間はむしろ減ります。ただしURLを知っている人が開ける仕組みなので、案件名など社外秘の情報はイベント名に書かない運用をおすすめします。
用途別の使い方

